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この冬の感染症に備えて③

当院は昨年10月から熊本県より「診療・検査医療機関」の指定を受けています。「診療・検査医療機関」とは、発熱等の症状で新型コロナウイルス感染症等疑われる患者さんに対して診療・検査を受け入れる医療機関のことです。具体的には、発熱や風邪症状などの感染症が疑われる患者さんを「発熱等の患者専用の診察室」を用意して「空間的・時間的」に他の患者さんと分離して診療を行い、必要に応じて新型コロナウイルスの検査(核酸検出(PCRなど)、抗原定性検査)を行っています。これから先も感染症疑いの患者さんの受け入れを継続するため、いくつかの改善を行いました。これまではプレハブ1棟のみで手狭だったのを2棟に増やし、腹部症状の診察や点滴などの処置にも対応できるようにしました。また、新型コロナウイルスの検出は検査センターへの外注による核酸検出(PCR)と抗原定性検査のみでしたが、新に自院で核酸検出ができる機器を導入しました。これによりこれまでは核酸検出の結果をお知らせするのが翌朝になっていたところを、約20分程度でお知らせできるようになりました。当院で行う核酸検出検査は、PCRと同じように新型コロナウイルスの遺伝子(核酸)を検出する検査であり、PCRに比べて短時間(5〜13分程度)で核酸検出ができ、PCRとの一致率も93%以上である、というものです。これにより、より迅速な新型コロナウイルスの検査ができるようになりました。

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これまで当院は、発熱・風邪症状など、何らかの感染症が疑われる方は、クリニックの北側に設置したプレハブで診察を行って参りました。これは、感染症以外の疾患等で来られる方と感染症が疑われる方が直接待合室で接しないように「空間的分離」を行うためでした。また、全ての来院者に不織布マスクの着用をお願いしてきました。これから先も当院ではこの方法を継続して参ります。それは、まだまだコロナもインフルエンザも流行が落

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