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感染対策について①

令和5年5月8日、新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類になったことで、世の中はまるでコロナ禍が終わったかのような反応をしています。しかし、実際は新型コロナ(COVID-19)に感染する人の数は減少しておらず、かえって増加しています。これは昨日各都道府県から発表された週報で明らかになりました。5月7日までは感染法上2類相当だったので、医師はCOVID-19と診断した場合、速やかにHER-SYSというシステムを用いて全数報告するように義務付けられており、それを都道府県が集計して公表するという手順でした。それ以外にも自己検査で陽性になった後、県の相談支援センターに自己報告した方の人数も加わっていましたが、正直自己申告する人はそれほど多くなかったでしょうし、症状があっても医療機関にも行かず、自己検査もしない人もいたでしょうから、実際の感染者数は公表された人数の2〜3倍であろうと予想されていました。5月8日以降は、医療機関からの報告は定点(行政から指定を受けた医療機関)が週ごとに集計して県に報告するようになりましたし、「コロナは終わった」かのような雰囲気なので、症状があっても医療機関を受診しない、自己検査をしないという人はこれまで以上に多くなっているでしょうから、現在の感染者数はこれまでの数倍になっているのではないかと予想されます。実際に当院を発熱で受診された方でも検査を希望されない方もいらっしゃいます。

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マスクの効果についてはいろんな情報が錯綜しているようです。ウイルスの大きさがマスクの隙間よりも小さいのでマスクを通り抜けてしまうからマスクには効果がない、という理由で、SNS上では「反マスク」といわれる人達が沢山の書き込みをしています。それに「自称医師・自称専門家」といった人達が追い打ちをかけるような書き込みをしているので、SNS界隈は情報が渾沌とした「カオス」のような状況になっています。SNS上

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