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感染対策について③

新型コロナ(COVID-19)もインフルエンザもまだまだ流行していると思われますが、もしそうならば、どのような対策を取れば良いのでしょうか?これはこれまで3年間皆さんが続けて来た対策を続けていく・・・としか言いようがありません。「密を避け」、「マスクを着け」、「よく手を洗う」。これを続けることが「感染対策」としては身近で重要なことだろうと思います。「一体いつまで続けなくちゃいけないのか?」と思われるでしょうが、少なくとも現在の感染状況が落ち着くまでは続ける必要があると思います。

何故そうしなければならないかという理由は、新型コロナウイルスの感染の仕方が、インフルエンザとは多少異なっているからです。インフルエンザウイルスは、感染してから発症まで(潜伏期間)が短く、他の人に感染する様な状況になる(ウイルスが増殖してウイルス量が増える)のは発症後といわれています。ですから、発熱や咳・鼻水などの症状が出たらマスクを着用して人との距離を取れば他人への感染はある程度防ぐことが可能ですが、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、インフルエンザよりも潜伏期間が少し長めで、かつ発症前にウイルス量が増加する傾向にあるようですので、無症状のうちに周囲へ感染させてしまうという特徴があるようです。

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これまで当院は、発熱・風邪症状など、何らかの感染症が疑われる方は、クリニックの北側に設置したプレハブで診察を行って参りました。これは、感染症以外の疾患等で来られる方と感染症が疑われる方が直接待合室で接しないように「空間的分離」を行うためでした。また、全ての来院者に不織布マスクの着用をお願いしてきました。これから先も当院ではこの方法を継続して参ります。それは、まだまだコロナもインフルエンザも流行が落

マスクの効果についてはいろんな情報が錯綜しているようです。ウイルスの大きさがマスクの隙間よりも小さいのでマスクを通り抜けてしまうからマスクには効果がない、という理由で、SNS上では「反マスク」といわれる人達が沢山の書き込みをしています。それに「自称医師・自称専門家」といった人達が追い打ちをかけるような書き込みをしているので、SNS界隈は情報が渾沌とした「カオス」のような状況になっています。SNS上

今週発表された熊本県の感染症週報を見ますと、新型コロナ(COVID-19)はまだまだ流行期にありますし、インフルエンザの流行もまだまだ衰えたいないようです。5月も中旬になっているのに、これほどまでにインフルエンザの患者さんが発生するのは珍しいことだと思います。宮崎や大分では学校で400〜500名のインフルエンザクラスターも発生しているようで、これまでのインフルエンザとは異なった流行のパターンを呈し

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