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感染症について

 新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に変更されて1年が経過しました。この1年の間、新型コロナウイルスの流行は9波、10波と2度の流行の波を来したばかりではなく、冬の時期には季節性インフルエンザも同時流行しました。  マスコミは5類になって以降、「新型コロナは終わった」かのような報道を繰り返していましたが、実際は流行は収まっていませんでした。ただ単に毎日感染者実数の公表をしなくなっただけなのに、あたかも感染者がいなくなったかのような報道でした。感染者はいなくなったのではなく、世間一般に「見えなくなった」だけでした。このため感染予防意識が低下してしまったのも新たな流行の波の遠因になったのかもしれません。   「コロナはただの風邪」という人達がいますが、決してそうではないと思います。インフルエンザのことを「ただの風邪」という人はほとんどいないのに、新型コロナに関しては何故か軽くみようとする傾向の人達がいるようです。一体「ただの風邪」とはどういう病気なのでしょうか?「風邪は万病のもと」という言葉もあるように、「風邪」の原因はたくさんあります。「のどの痛み、セキ、鼻水、発熱、倦怠感、食欲不振などを伴った上気道炎」というのが「かぜ症候群」の定義のようなものですが、実際は上気道炎以外の疾患である可能性もあります。原因にしてはウイルス、細菌、その他の微生物、アレルギーなどが考えられますが、がんの初発症状もかぜのような症状がみられることもあります。  これらの「かぜ症候群」の中でも比較的軽症で治りやすいものを世間一般では「ただの風邪」と称しているのであろうと思いますが、その前提としていわゆる「後遺症」を伴わないものを「ただの風邪」というのではないかと思います。「新型コロナウイルス感染症=COVID-19」は、残念ながら「後遺症」を遺す可能性がある感染症です。これまでの研究では、その原因となるウイルス(SARS-COV2)は、単なる上気道炎を起こすにとどまらず、心臓・血管系、脳・神経系、免疫系などに様々な疾患を引き起こす可能性が指摘されてもいます。このウイルスは、急速に変異していくというという特徴を有し、今後もどのような変異株が生じていくのかについては予想できません。  これから先も、「新型コロナ」にはかからない方がいいと思います。そして、かかってしまったら極力他の人に感染させないような配慮が必要です。コロナ禍の最初のころのような対策までは必要ないかもしれませんが、すぐ近くで一定時間以上他人と接するような場合は、できるだけマスクを着けて話す、とか「咳エチケット」を守る、とか・・・ほんの少しの周囲への配慮が必要でしょう。たとえ自分自身は軽い症状ですみそうだったとしても、他の人からまた他の人へうつす、という連鎖によって、あったこともないどこかの他人が亡くなったり重い後遺症になったりする可能性を秘めている感染症であることを頭のすみっこにでも残しておいてください。  当院はこれまで同様に発熱・感染症の患者さんは、当院への受診歴がなくても受け入れます。また、マスク着用など他の患者さんへの配慮としても感染対策も継続していきます。受診などのご相談については遠慮なくご連絡ください。

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診療時間の変更

2024年2月より診療時間を変更します。 詳しくはトップページの一番下「診察案内」をご参照ください。

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2024年が始まりました。元日早々から心が痛むニュースが続々と入ってきています。特に能登半島の大地震には驚きとともに被災地の現状が明らかになるごとに心が痛んでいます。亡くなった妻と新婚の頃、能登半島の温泉宿で正月休みを過ごしたことがありました。それから随分と年月は経ちましたが、私達夫婦にとっても思い出の場所だっただけに、とても心が痛みます。よりによって正月元日に大地震が起こるとは・・・。 熊本県も

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