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新型コロナウイルス感染症について①

新型コロナウイルス感染症第6波は、第5波までとは臨床的にみて異なった様相を呈しているようです。全国で最初に感染拡大が起こった沖縄県のデータによると、今回のオミクロン株はデルタ株までと比べて潜伏期間が短く、感染者のウイルス排出のピークは発症後2〜5日だったということでした。感染者の激増はこの事が原因であろうとの分析です。そして、ウイルスの増殖が主に口、鼻、のどといった上気道で起こり、下気道(気管支、肺など)まで達することが少ないため、肺炎などを起こすまでには至らないケースが多かったということでした。重症者や死亡者の数がこれまでよりも少ないのはそういったことが原因ではないか?と考えられているようです。

この有明地域においても感染者は毎日のように報告されていますが、中等症以上の患者さんはほんの一握りです。患者数はこれまでよりも多いものの、軽症の方がほとんどです。これまでコロナウイルス感染症に罹患した場合、感染が確認された方は保健所の指示により、くまもと県北病院もしくは荒尾市民病院のトリーアジ外来を受診し、その後の健康観察はその病院の先生方が担っていました。ところが今回のオミクロン株による感染者の急増で、この方式も限界に達しました。保健所、病院、医師会で協議し、現在は「診療・検査医療機関」として県に登録している医療機関で軽症かつ自宅での隔離可能な患者さんの経過を診ていくことになりました。この事で、これまでどおり医療機関と関係性が保たれ、かつ基幹病院の医療逼迫を軽減できるようになると考えています。

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コロナウイルスも変異を繰り返し、現在流行しているオミクロン株は、それまでのデルタ株までとは明らかに異なった臨床経過をたどるようになりました。感染拡大のスピードは早く、たくさんの方が短期間のうちに罹患するようになりましたが、明らかに重症率は低下しているようです。これまでとは別のウイルスであるかのような変わり方です。どうしてこのようになったのか、まだハッキリとしたことは言えないかもしれませんが、少なく