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新型コロナウイルス感染症について③

コロナウイルスも変異を繰り返し、現在流行しているオミクロン株は、それまでのデルタ株までとは明らかに異なった臨床経過をたどるようになりました。感染拡大のスピードは早く、たくさんの方が短期間のうちに罹患するようになりましたが、明らかに重症率は低下しているようです。これまでとは別のウイルスであるかのような変わり方です。どうしてこのようになったのか、まだハッキリとしたことは言えないかもしれませんが、少なくともこの1ヶ月間の全国の感染状況からは「弱毒下」の方向に向かっているようです。

このタイミングで次々と経口治療薬や新たなワクチンが使えるようになって来た事も朗報です。早ければ今年の春には国内企業で開発された新たな経口治療薬が使えるようになる、とのニュースもあります。

これまで私達診療所の医師にとっては、コロナの患者さんの診療を行いたくてもなかなかできない状況にありました。それは「防疫」が優先されていたため、たとえ軽症の方でも保健所が管理することになっていたからです。私達の診療所で検査をして陽性と診断した患者さんでも、保健所に届を出した後は私達が経過を診る事ができませんでした。私達は医師会等を通じてずっと県や保健所に患者さんを診させてくれと言ってきましたが、法律を楯になかなか許してもらえませんでした。しかし、最近の感染者激増に伴い、保健所や基幹病院のみでの診療では追いつかなくなったため、国、県もやっと患者さんの診療を私達ができるようにしてくれました。これは、本当は至極当たり前のことなのですが、2年も経ってやっと常識的な診療ができるようになったということになります。

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自分の近くに陽性者がいた場合、たとえ自分が無症状であっても感染しているのではないか、と不安になり、検査を希望され、当院にお問い合わせを受けることも良くあります。そのお問い合わせの多くがが、「職場で検査してこいと言われた」とか「学校で検査してこいと言われた」といった理由によるものです。つまり所謂「陰性の証明が欲しい」ということのようです。しかし、このような検査については、現在の保険診療の取り決めと保

新しい薬剤の登場や、国の方針転換で、私達のような病床を持たない小さな無床診療所であっても、やっとCOVID-19のまともな診療ができるようになってきました。症状を有する患者さんを町の診療所で診療するという、至極当たり前のことができるようになったきたということです。 しかし、まだ問題は残っています。それは「濃厚接触者」の問題です。未だに検査で陽性になった周囲の人々を「濃厚接触者」と保健所が認定して隔

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の臨床経過が私達臨床医にとって怖かったのは、これまでのウイルス性呼吸器感染症とは異なり、発症から重症化・死亡までの経過が早いということでした。COVID-19登場以前も、「風邪をこじらせて」肺炎になる方はいましたが、これほど早い経過で死に至るまで重症化することはあまり経験していませんでした。重症化する方は肺炎球菌などの細菌性肺炎を合併することが多かったの