新型コロナウイルス感染症について③
- ono-naikaclinic
- 2022年2月6日
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コロナウイルスも変異を繰り返し、現在流行しているオミクロン株は、それまでのデルタ株までとは明らかに異なった臨床経過をたどるようになりました。感染拡大のスピードは早く、たくさんの方が短期間のうちに罹患するようになりましたが、明らかに重症率は低下しているようです。これまでとは別のウイルスであるかのような変わり方です。どうしてこのようになったのか、まだハッキリとしたことは言えないかもしれませんが、少なくともこの1ヶ月間の全国の感染状況からは「弱毒下」の方向に向かっているようです。
このタイミングで次々と経口治療薬や新たなワクチンが使えるようになって来た事も朗報です。早ければ今年の春には国内企業で開発された新たな経口治療薬が使えるようになる、とのニュースもあります。
これまで私達診療所の医師にとっては、コロナの患者さんの診療を行いたくてもなかなかできない状況にありました。それは「防疫」が優先されていたため、たとえ軽症の方でも保健所が管理することになっていたからです。私達の診療所で検査をして陽性と診断した患者さんでも、保健所に届を出した後は私達が経過を診る事ができませんでした。私達は医師会等を通じてずっと県や保健所に患者さんを診させてくれと言ってきましたが、法律を楯になかなか許してもらえませんでした。しかし、最近の感染者激増に伴い、保健所や基幹病院のみでの診療では追いつかなくなったため、国、県もやっと患者さんの診療を私達ができるようにしてくれました。これは、本当は至極当たり前のことなのですが、2年も経ってやっと常識的な診療ができるようになったということになります。
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