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新型コロナウイルス感染症について④

  • ono-naikaclinic
  • 2022年2月6日
  • 読了時間: 2分

新しい薬剤の登場や、国の方針転換で、私達のような病床を持たない小さな無床診療所であっても、やっとCOVID-19のまともな診療ができるようになってきました。症状を有する患者さんを町の診療所で診療するという、至極当たり前のことができるようになったきたということです。

しかし、まだ問題は残っています。それは「濃厚接触者」の問題です。未だに検査で陽性になった周囲の人々を「濃厚接触者」と保健所が認定して隔離あるいは外出自粛要請をする政策が継続されています。この「濃厚接触者」の定義を作ったのは、これまでのデルタ株までは感染者発症の2日前からウイルス増殖のピークが始まるとされていたからに他なりません。つまり、症状が出る2日前からウイルスをまき散らす可能性があるヒトがいるので、そういうヒトを「濃厚接触者」として隔離すれば感染拡大を防ぐことができる、という考えに基づいたものでした。ところがどうでしょう。これまで散々「濃厚接触者」をあぶり出し、制限を加えてきたはずなのに、感染拡大は抑えられてい来たでしょうか?もちろん、全く効果がなかったとは言いませんが、この「濃厚接触者」あぶり出しによって社会機能が低下してしまったのは事実であろうかと思います。

沖縄県等のデータによると、オミクロン株のウイルス増殖のピークは発症後2日から5日であろうと推測されるいうことです。そのため、「濃厚接触者」をあぶり出す必要はなく、感染者のみの隔離で十分感染拡大を防ぐことができるであろう、ということでした。この事から考えますと、もう「濃厚接触者」探しはやめてもかまわない、ということではないでしょうか?


 
 
 

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