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6周年

更新日:11月23日

宮原の地から現在の場所に移転し、大野医院から大野内科クリニックに名称を変更してから今月1日でまる6年が経過しました。振り返ってみますと、これまでいろんな事がありました。クリニックがオープンした1年後にがんで闘病中だった私の妻が48歳でこの世を去りました。最愛の妻でした。あの頃は落ち込みが激しく、世の中の全ての色や音がなくなってしまったかのようでした。その後は診療はもちろんのこと、妻が担当してくれていた事務的な仕事(経理や役所の手続き等)も、運営責任者として私が担うことになり、いつまでもヘコんではいられませんでした。家では子供達がいろいろ家事を手分けして担ってくれるようになりました。その頃、一番上の女の子は予備校生、男の子二人は高校生・中学生だったので、毎日のお弁当は私が作ることになりました。学校で皆が弁当を食べているのに、うちの子供達だけ弁当がない、という状況になるのがどうしても可哀想だったので、毎朝弁当を作って子供達に持たせました。この弁当の話をすると「すごいね」とか周りの方から言われますが、世のお母さん方は毎日こうやってるのだから、特別すごいとは思っていませんでした。

そうこうしているうちに世の中はコロナ禍に突入していき、いろんな意味で混乱はしましたが、これまでは何とか乗り切ってきました。コロナ感染症の流行は今後も続いていくでしょうから、感染対策はこれからも継続していく必要があるでしょう。これまでなんとか診療所の運営を続けることができたのは、スタッフ、関連業者の方々、ご近所の皆様、来院頂いた皆様、医師会はじめ地域医療・介護関係の皆様など、このクリニックに関わっていただいた全ての皆さんのおかげだと感じています。振り返るとあっという間の6年でしたが、これからも精進します。

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